木質複合材

木質複合材産業は大変複雑です。木材、材料、接着剤、工程、生産能力の種類は国、地域、材料毎に全て異なります。このことから、お客様と直接開発するという当社の理念は大きなメリットをもたらします。Chem-Trendは、木質複合材およびパネルプレス加工における課題を熟知しています。当社はウッドパネルプレス用途における課題に対応する様々な離型剤を開発してきました。

連続プレス成型、デイライトプレス成型、その他の木材プレス成型や仕上げ加工等のいずれの工程においても、お客様の最終製品の品質や作業効率に影響するポイントが数多く存在します。当業界向けに当社が開発してきた製品の殆どが水溶性で、特にプレス面への化学的、熱的、機械的腐食に対する耐性を求められる工程で全ての製品が作用するよう開発されています。

Chem-Trendは、 木質複合材におけるpMDIレジン問題の核心に迫る離型剤を開発してきました。Chem-Trendの技術者により集中的に密着や堆積の原因が研究され、その甲斐もあり当社はこの根本的な問題を解決する製品を開発できました。当社の離型剤によりプレス面への堆積がなくなり、製造ラインが更に長時間運転を継続できます。こういった離型剤の離型特性は木質製品表面の滑らかで均一な仕上がりにつながり、表面の研磨(必要な場合)の手間を最小限に留める事ができます。

当社は下記の通りあらゆる製品を取り扱っております。

• 中密度繊維板(MDF)用途
• パーティクルボード用途
• 配向性ストランドボード(OSB)用途
• ドアパネル用途

木材複合材/パネルプレス産業は連続大量生産をする傾向があり、Chem-Trendはこのような要求の厳しい現場で機能する製品を開発してきました。当社の製品は使い易く高温低温いずれの加工条件でも非常に安定しています。世界中に広範囲な研究開発施設を持つChem-Trendは、お客様と協力し厳しい規制や変化する原材料、そしてお客様独自の設備に合ったカスタマイズ製品を提案します。

木質複合材業界における課題に対処するため当社がどのように優れた製品を開発してきたかの具体例については、別途当社までお問い合わせ下さい。

内部離型剤

パーティクルボードの生産には、高い一貫性のある成果を実現するため、独特の対応が必要です。Chem-Trendの内部離型剤をPMDI接着剤に直接添加する事で、生産性とポテンシャルに更なる可能性が生まれます。

下記の様ないくつかのメリットがあります。

• マットやプレスに離型剤を塗布する必要がないため、工程がよりシンプルに
• 合板の物性に影響が出ないため、最高品質が実現
• 更に一貫性のある成果

プレートコーテイング

デイライトプレス作業の場合、工程こそが製造の成功のカギとなります。

Chem-Trendの焼付離型剤は液体で湿度や熱で硬化し、型表面に化学的に密着します。これにより、耐摩耗性がありまたケミカルアタックや熱に対して不活性で耐久性のある高分子フィルムが得られます。

焼付離型剤の架橋結合という性質から、プレスプレートのメンテナンス回数を減らす事ができ、また下記のようなメリットがあります。

• 生産効率の改善
• 合板の品質改善
• より高い確実性と安定性を実現